働くお母さんと、お母さんになりたい女子の薬膳ご飯

2児の母で、産婦人科で働く薬剤師です。中医薬膳師の資格を取りました。育児しながら働きながら、生活に薬膳を取り入れていけるようなブログにしたいと思っています。

理論的なもの

五臓の肝 その2

今日書いていくことは、すごく専門的なので中医学をやる人以外はあまり知らなくてもいい内容ですので、興味のない人は読み飛ばしてください。 その1では覚えるためのイメージてきなものを書きました。今日は具体的に覚える項目を書いていきます。肝の中医学…

五臓の肝 その1

五臓の肝についてです。 肝といっても、現代医学の肝臓とはちょっと違うと思っていてください。胆は生理学的にも肝臓のすぐそばにあるので、臓腑としてつながってると考えておいてください。まずは概念的な話をすると、いわゆる肝タイプというのは、すぐにカ…

五臓について

だいたい初めて中医学を学ぶ人は、この表でウッとなります。医療関係の仕事で生理学を学んでいた人は、なんとなーく繋がりがあるようなイメージをもっていけるところも多いので、少しは楽かと思います。表の上から順番に肝→心→脾→肺→腎でそれぞれ説明してい…

生理前におっぱいが痛くなる方へ

産後しばらくは月経はありません。 出産を機に体質が変わったり、月経がないのでしばらく気付かなかったのですが 2ヶ月続いて同じ時期に乳房痛が出て、乳腺炎になってしまい“肝気鬱血(かんきうっけつ)”という状態になったことにやっと気がつきました。 産…

五臓についてもう少し

ちょっと難しい内容です。 興味のない人は読み飛ばしてください。 黄帝内経の素問という昔の教科書に五臓別論に書かれている内容です。 五臓というものは、精気を貯蔵して出さない。 そこで常に精気が充満しており、胃腸のように水穀が充実していることはな…

肝心脾肺腎とかの五臓

中医学をやると必ず出てくる五臓六腑。だいたい、この辺で何だかわからなくなって薬膳の中医学の理論が手付かずになる人が多いのではないかな、と思います。五臓六腑に染み渡るー!と言ったりしますが、西洋医学の臓器と中医学の五臓六腑は違います。西洋医…

体を温めたり余分な熱をとったり

朝晩が涼しい季節になってきました。 体が冷えていたり、余計な熱を持つこともいい状態ではありません。 それらを解消していくことも薬膳の役割だったりします。 ちょうどいいニュートラルな状態を“中庸”といいます。 熱すぎず寒すぎず、前に書いた気血水に…

続・気血水って何ですか?

気血水がそれぞれ良くない状態になったとき。気が不足、欠如→気虚気がうまく巡ってない→気滞血が不足→血虚血の状態が良くない→オ血水(陰)が不足→陰虚水が滞っている→水滞ざっくり挙げるとこんな感じです。じゃあ、それらを中医学ではどうするのかというと気…

薬膳って何ですか?

お友達とか職場の人に薬膳の資格取れたんだー(´∀`) 料理苦手だしプロの薬膳の料理を食べてみたいなぁ。 と言ってるせいか、薬膳レストランができると ○○に薬膳の料理屋さんができたんだよ! 行ってみてー なんて言われます。 んで、ネットとかでチラッとそのお…